頭痛

頭痛の症状のうち、緊張型頭痛の特徴は次の通りです。

●緊張型頭痛の原因

緊張型頭痛はおもに首まわりや肩まわりの筋肉が硬くなり、血流障害が起こることで発症するといわれています。

頭痛のなかではもっとも多く発生するといわれ、多くの方が緊張型頭痛の症状に悩まされていると考えられます。

比較的女性に多く発症するとされますが、男性でも緊張型頭痛の症状に悩まされている方はいらっしゃいます。
緊張型頭痛は次のような方に発生しやすいといわれています。

・デスクワークを行う方
・姿勢が悪い方
・身体が冷えやすい方
・ストレスを抱えている方

特にデスクワークを行う方は一日中座ったままで作業を行うため、首や肩の筋肉に負担がかかりやすく、緊張型頭痛を発症するリスクが高いと考えられています。

 

●緊張型頭痛の症状

緊張型頭痛を発症すると、次のような症状がみられるといわれています。

・頭が重い
・頭が締め付けられるように痛い
・首や肩、背中にこりや張りを感じる

頭全体が締め付けられるような痛みや、後頭部にかけてピリッと痛むような感覚があるといわれています。

また、痛みはないけど頭が重い、といったように頭重感を覚える方もいます。
長時間座って作業をする方は身体が疲れてしまうことで姿勢が悪くなり、首や肩への負担が増えるため、緊張型頭痛を発症しやすいといえるのではないでしょうか。

頭痛の症状のうち、片頭痛の特徴は次の通りです。

●片頭痛の原因

片頭痛は女性に発症することが多く、おもにストレスやホルモンバランスが影響していると考えられています。
ホルモンバランスを崩してしまう原因としては、自律神経の乱れが関わっているといわれています。
次のような方は片頭痛を発症しやすいため注意しましょう。

・仕事や人間関係でストレスを抱えている
・仕事が忙しく十分に休めていない
・生理になる直前である

このほかにも、食べ物や気圧の変化などがきっかけとなり片頭痛を発症する方もいます。

 

●片頭痛の症状

片頭痛を発症すると、次のような症状がみられるといわれています。

・頭の片側だけに脈打つような痛み
・身体を動かすと痛みが強くなる
・光や音に過敏になる
・吐き気や悪寒を感じる

片頭痛の痛みは血管が拡張することによって起こり、緊張型頭痛の痛みよりも強いといわれています。
また、自律神経の働きが乱れホルモンバランスが崩れている状態では、痛みのほかに吐き気や悪寒を感じるなど、人によって症状はさまざまです。

片頭痛の特徴として、頭痛が起きる前に目がぼやけたりかすんだりといった前兆がみられることがあります。
また、体勢を変える、身体を温めるといったことでも症状が強くなる傾向にあります。

頭痛の症状のうち、群発頭痛の特徴は次の通りです。

●群発頭痛の原因

群発頭痛は男性に多くみられる頭痛ですが、頭痛としての発症頻度はそれほど多くはないといわれています。
次のような方は群発頭痛を発症するリスクがあります。

・アルコールを多く摂取する方
・タバコをたくさん吸う方
・不規則な生活を送っている方
・ストレスや疲労が溜まっている方

群発頭痛はアルコールやタバコとの関連が深いといわれています。

また、気圧の変化や日常生活での疲労、ストレスも発症に関わっていると考えられています。
しかし、群発頭痛を発症する明確な原因は不明であるといわれているため、リスクのうちのひとつとして理解することをおすすめします。

 

●群発頭痛の症状

群発頭痛を発症すると、次のような症状がみられます。

・目の奥をえぐられるような痛み
・痛む法の目が真っ赤に充血し涙が出る
・鼻水、鼻づまり
・瞳孔が小さくなる

群発頭痛の痛みは夜中から明け方に多く発生し、強い痛みを生じるといわれています。
また、群発頭痛による痛みには周期があり、年に数回、1ヶ月ほど痛みが続く周期があります。

非常に強い痛みを生じるため、早期に医療機関へ行き、日頃の生活習慣を見直すといった対処を行う必要があります。
アルコールやタバコを多く摂取する方は注意しましょう。

慢性的な頭痛の症状を軽減するためには、次のような対処法を行うことをおすすめします。

●ストレッチ運動

慢性的な頭痛の症状を軽減するためには、ストレッチを行うことが効果的です。
頭痛はおもに首や肩、背中の筋肉が緊張することで発症するため、首・肩・背中を中心にストレッチを行いましょう。

・首のストレッチ

首を横に倒し力を抜き、手で首を傾け首の横の筋肉を伸ばす。

・肩や背中のストレッチ

両手を頭より高い位置で壁につき、お辞儀をするように身体を前に倒すことで肩甲骨まわりの筋肉を伸ばす。
これらのストレッチを、入浴後の身体が温まっている状態で行うことをおすすめします。

 

●身体を温める

慢性的な頭痛を軽減するためには、硬くなった筋肉を温め、血行を促進することが効果的です。
ただし、片頭痛は温めることで症状が悪化する可能性があるため、注意しましょう。

・入浴時湯船に浸かる
・蒸しタオルを使用する
・マフラーやストールを巻く

緊張型頭痛は筋肉を温めることで症状の緩和が期待できます。

 

●ストレスを溜めない

日頃ストレスを溜めてしまうと頭痛を発症しやすいため、ストレスを解消し身体や心をリフレッシュさせることが大切です。

・十分な睡眠を取る
・適度に運動する
・栄養バランスがよい食生活
・アルコールやタバコは控える（少なめにする）

これらのような規則正しい生活を心がけることで、慢性的な頭痛の症状を軽減、予防する効果が期待できます。

慢性的な頭痛を防ぐためには、日頃から次のような予防を行うことが有効とされています。

●適度に身体を動かす

慢性的な頭痛を予防するためには、日頃から身体を動かすことが効果的です。
身体を動かすことで筋肉の柔軟性を保つとともに、気分転換となるためストレスが溜まることを防ぐ効果が期待できます。

入浴後のストレッチや、休日にウォーキングを行うなど無理のない範囲で身体を動かすことをおすすめします。

 

●ストレスを溜め込まない

ストレスは頭痛の発症と深く関わっているとされ、ストレスを溜めないことで頭痛の発症を防ぐことが期待できます。
そのため、日頃からストレスを解消し、リラックスできる環境を整えることが大切です。

・運動をする
・旅行をする
・食事を楽しむ
・趣味を楽しむ

これらのような、ストレスを解消できる方法や環境を整えることをおすすめします。
ストレスが溜まると自律神経の働きに悪影響を与え、頭痛を発症する原因になるため、息抜きをする時間をつくることが重要となります。

 

●質のよい睡眠を心がける

慢性的な頭痛を防ぐためには、日頃から十分な睡眠を取ることが大切です。
そのため、夜更かしをせず睡眠時間を確保することや、枕やマットレスなど寝具にこだわるといった工夫を行うことをおすすめします。
睡眠環境を改善し、頭痛を防ぎましょう。

当院は緊張性頭痛に対して、筋緊張を緩和させることに効果的なボディケアやカッピング、Hi-Voltageなどを使用しアプローチをします。
また、姿勢不良をともなうものはトムソンベッドにて姿勢や骨盤を矯正し、お身体のくせなどを根本的に施術していきます。

自律神経型の頭痛や片頭痛に対しては、超短波療法にて自律神経のポイントにアプローチして施術していきます。
また、頭痛改善のツボにはSSPという鍼施術のような、ポイントで電気を流せるものを使用して施術していきます。

交通事故後のむちうちによる頭痛に対しては、筋緊張や自律神経の乱れなど複雑な症状もあるためHi-Voltageや立体動態波などの特殊電気やモビライゼーション、牽引療法などで筋緊張を和らげ、血流を促進させるために手技にて施術していきます。